40代おっさんが出会い系で年下の彼女を作ったガチ体験談

出会い系でお茶した画像

私には年下の彼女がいます。
46にもなって彼女、というのも気恥ずかしいものがありますが、恋人やパートナーと呼ぶには、私自身いささかためらいの様なものを感じてしまうのです。

私の彼女、さやかは20歳の女子大生です。
いえ、でしたと言うべきですね。先日、大学を辞めたそうです。辞めて、社会に出て、私のいる世界をもっと知りたいと、そう語っていました。少女の人生最良の時を、40代のおっさんが奪ってしまったのです。

こんなことならば出会わなければ良かったと、何度も後悔しました。しかしその後悔は彼女に会うと霧消し、代わりに愛しさが込み上げてきます。もう後戻りはできないのかもしれません。
さやかと出会ったのは、とある出会い系サイトでした。

40代のおっさんが出会い系を使う意味

PCCMAXという出会い系サイトを使い始めたのは30代も半ばを過ぎた頃、老いを感じ若きを懐かしむ、そんな時節でした。目的は多くの男性と同じものだったと思われます。性欲の発散。今思うと焦っていたのかもしれません。男の盛りがそのまま過ぎ去ってしまうことに。

幾年か乱れた人生を送り、その後は徐々に出会い系から遠ざかっていきました。己の性欲減退を感じ、サイトを使う意味を見いだせなくなったのでしょう。
しかし、それから数年後、私が44歳の時、ふとしたきっかけから私はまた出会い系サイトを使い始めました。

「私の父親と同じ年ですね」その年に入った新入社員の何気ない言葉。
その言葉に異様なほどのショックを受けている自分に、私は気が付きました。私ももう、これくらいの年の子供を持っていてもおかしくない年齢なのかと思うと、急に心に隙間風が入り込んだような侘しい気持ちになりました。

誰もいない自宅に帰り、気づけば私はハッピーメールのサイトを開いていました。

そこには脂の乗った時分に書かれた、盛んな思い出が刻まれていました。しばし懐古の情に浸り、やがて私は改めてプロフィールを書き始めました。

目的は、何なのでしょうか。結婚相手を探しているわけでもなく、しかしメル友に留まるような浅い関係も求めていない。かといって、セフレに代表されるような淫らな関係を望んでいるわけでもありません。
しばらく考えた末、私は漠とした気持ちを抱えたまま、そのままネットの海へと飛び込みました。そこに意味を見出した時、私はきっと携帯を閉じてしまうに違いありませんでした。私はそれが、なぜだか怖かった。

そして私は、当時18歳のさやかと出会いました。

出会い系で10代の少女が40代のおっさんに何を求めるのか

さやかからメールが来た時、私は驚きました。女性の方からメールを送ってくることもさることながら、その年齢、18歳。ああ、これはと思いました。

この子は援助交際をしたくてメールしてきたのかな…

10代の少女が私のような中年にメールを送る道理など、そこにしか見出せません。
しかし、案に相違してメールにそのような記載はありませんでした。あったのは、ただ話を聞いてほしいという、その願いだけ。

話を聞く。それくらいならばと、私はメールを返しました。下心なんてものは毛頭ありません。まさか18の女の子が援交目的以外で私のようなものと関係を持とうとするはずがありませんからね。

彼女の話は、他愛のないものばかりでした。学校のこと、友人のこと、家族のこと、将来のこと。とりわけ彼女は将来のことについて話したがりました。曰く、夢がない。やりたいことがない。
私は自身の過去に想いを馳せながら彼女の話に耳を傾け、時に慰め、時に諭したりしました。当時のさやかは、今時の子とは思えぬほど思慮深く、ゆえに世間との折り合いをつけられず、そして自分の存在価値を見つけられずに苦しんでいました。

そんなもの、私にだって見つけられていない。
本心を彼女にぶつけても無駄でした。当たり前です、彼女が探し出そうとしているものは、人生を捧げてもなお見つけられないかもしれないものなのですから。私の薄い人生経験でとやかく語れるようなものではありません。

そうして一年が経とうとした頃、彼女がふと言いました。

「会ってみたいな」

今までそんなこと一度も言ったことはありませんでした。顔も知らない。声も分からない。今の今までその状態で続いてきたのにどうして今になって…

しかし、即会おうと決断できるほどには私は若くなく、年を取り過ぎていました。だから私は一つ、賭けをすることにしました。彼女の父親の年齢が私の年齢、45以上ならば会う、未満ならば会わない。

「ちなみに、父親の年齢は」
「48歳。なんで?」

私は詰めた息を吐き出しました。
これはどのような意味を伴った息なのだろう。分からない。いや、嘘だ、分かる。頬が崩れるようにほころぶのが、鏡を見ないでも分かりました。きっと、免罪符が欲しかっただけなのだろう、私は。

40代のおっさんと10代の少女が会った結果

彼女はお酒を飲みたいと言ったが、私はそれを断固として認めませんでした。実際、彼女はもう大学のコンパなどで飲酒しているだろうし、私もその経験がある。でも、その垣根だけはきちんと守っておきたかったのです。

落ち合う場所は横浜のカフェに決まりました。彼女の行きつけの店で、渋い感じが落ちつくのだとか。内心、渋谷などの都心で会うことを恐れていた私は安心しました。若者の街に私が踏み込むには、やはり勇気がいります。

もう店内にいるという彼女の言に従い、私はカフェの戸を開きました。なるほど、休日の昼間の時間帯にしては空いている。これでは営業自体ままならないのではないだろうか。店の行き先を少々心配しながら、さほど広くない店内を見渡すと、窓際奥の席に座っている女性と目が合いました。

ああ、彼女だな。

直感的に確信し、私は歩を進めました。さやかは読みさしの本にしおりを挟み、それをカバンにしまいました。年季の入った木椅子に腰を下ろし、改めて挨拶する。

「はじめまして、さやかさん」
「はじめまして、タカオさん」

低く、落ち着いた声音。大人びた微笑。とても10代の少女とは思えない雰囲気を醸し出している彼女はしかし、所々にその幼さを覗かせていました。軽く脱色された髪の毛、耳に空いたピアスの穴、そして目の周りを縁取るようなメイク。

アンバランス。でも妙に調和が取れている。もしかしたらそれは、彼女なりの処世術なのかもしれません。きっと普段の彼女はもっと明るく笑うに違いない。私はそう思いました。

「思っていたよりも若いですね」
「それは良かった」
「でも想像以上に老けてもいます」
「面白いことを言うね」

会話のテンポが変てこで、でもそれが妙に心地良い。ぽつりぽつりと交わす言葉は短く、ともすればそれは会話にさえなっていなかったかもしれない。でもそれで良い。彼女は、そして私も、そのような出会いを求めていたはずなのです。

数時間に渡った初めての邂逅はあっという間に終わりました。夕闇が空を侵食し始めています。別れ際、彼女は言いました。

「また会えますか」
「君がもう会いたくないと思っていないなら」
「来月、私は20歳になります」
「奇遇だね。僕も来月46になるよ」

翌月、私たちはセックスをし、お酒を飲みました。
セックスを先に済ませたのは、それをお酒のせいにしたくなかったから。おそらく、そういうこと。
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私は全身の活力を雑巾のように振り絞って、セックスに望みました。さやかは多くを求めない子でしたが、それでも終わった後、私はぐったりとしてしまいました。横で彼女が笑っている。

「おじさんみたい」
「おじさんだ」

この付き合いはいつまで続くのだろうか。彼女が社会に完全に溶け込んだときでしょうか。それがいつかはわからないけれど。
さやかはアパレル会社に勤めることになりました。このご時世、就職があっさりと決まったことに驚きました。

出会わなければ良かった。
今でもその想いは持ち続けています。しかし、同時に出会って良かったという想いも、同じくらい強く抱いているのです。矛盾した心。それを20歳の少女、いや女性に感じる時が来るとは思ってもみませんでした。

今はまだ、その幸せを噛みしめていたいと思います。

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