セフレが欲しい!そんな悲願を叶えるために出会い系使ってみた

セフレが欲しいと思って出会い系使ってみた

自慢じゃないですけど人生30年、女に困ったことはなかったです。性欲が弱いという意味で。
正直セックスの気持ちよさがあまり分からなかったし、彼女ができても自分からベッドに誘ったことは指折り数える程度。そんな塩梅だから当然長続きすることもなく、付き合いが1年を超えたことはありません。

でも最近、なぜだか急激に性欲が増してきたんですよね。30歳にもなって。
いくら考えても理由は分からないし、異常な性欲で思考はまとまらないしで、とりあえず日がな一日考えていたのはただ1つ。

セフレが欲しい!

とりあえず誰でもいいからエッチする相手が欲しくて始めたのがイクヨクルヨ。男だけ有料なのはちょっと納得いかなかったですけど、背に腹は代えられぬというわけで思い切って登録。

休日を丸一日潰して情報収集とやり方を覚え、狙いすました女の子、23歳、フリーターのカヨちゃんにメール送信! それだけで目標を達成したかのような充実感を覚えながら一人シコシコしてたら、まさかの速攻返信。もちろんカヨちゃんからでした。

正直、カヨちゃんにメールを送ったのはただ職業がフリーターだったからです。それ以上の理由はありません。年はあまり気にしませんし、まあ強いて言うならフリーターは時間の都合がつけやすそうだしってことでメールを送ったわけです。それがまさか、こんな罠が潜んでいるとは。

セフレにするならフリーター?

それが判明したのはサイトを脱出してラインをし始めた数日後のことでした。なにげなく俺がどんなバイトしてるの、と話題を振ってみたんです。

「なんもしてないよ!」
「あれ、でもフリーターなんだよね?」
「うん! フリーターだよ!」

どうも話が噛み合わない。もう少し探りを入れてみます。

「でもバイトしてないんだよね? それってニートじゃない?笑」
「違うよー。だってあたし外に出てるもん!」
「引きこもりとニートは別もんだぞ!笑」
「え?」
「調べてみ」
「……ごめんなさい。あたしニートでした(´・ω・`)」

フリーターだと思ったらニートでした。ニートだと自覚してないニートが見事に釣り上がりました。でも、思ってみるとニートの方が時間の都合はつけやすいですよね。なにせ毎日が休日なわけですから。

しかし、その事実が思った以上に重く響いたのか、その後カヨちゃんは自虐モードに入ってしまい、もはや口癖が「あたしニートですから(´・ω・`)」になってしまいました。

正直それをお互い面白がっていたのは事実ですが、少々の罪悪感を感じていたのもまた事実です。だって、いたいけな少女の世界を壊してしまったんですからね。そんなわけでフォローに回っていたんですけど、それが好転して、まさかの会う約束ができちゃったんですよね。

美少女ニート、キター

「俺も少し前までニートとフリーター同じだと思ってからそんな気にせんでも」
「ニートでごめんなさい(´・ω・`)」
「もういいから笑。フリーターでいいから笑」
「いいえ、私はニートです」
「名前みたいに言うなや笑」
「田澤・ニート・紗理奈」
「あ、苗字田澤って言うんだ。そうだ、ミート矢澤って知ってる?」
「ニート田澤はあたしのことですが(´・ω・`)」
「違うわ笑。有名なステーキ屋だよ。調べてみ」
「……調べました。ニートには高すぎると思いました」
「おごったげるから今度いっしょに行かん? お詫びも兼ねて笑」
「なんのお詫び?」
「ニートの現実を暴いたお詫び笑」
「ほんとに?」
「ほんとほんと」
「わーい(*´▽`*)」

そんなわけで矢澤ミートへ向かうため、五反田駅で待ち合わせです。なぜか平日に。どうやらカヨちゃん、平日だと友達がみんな仕事で忙しいらしくいつも暇しているらしい。いや、俺も仕事中なんですけど。営業で外回り中心だから割と平気ですけど。

セフレにした女の画像

改札前、ちょっとオシャレなネクタイで年甲斐もなく色気づいてみた俺の前に、ふわふわひらひらなベージュのワンピースに身を包んだ女の子が立ちました。

「こん、にち、は?」

小動物みたいにこちらの顔をおどおどと覗き込みながら女の子、もといカヨちゃんに、俺はあ、ども、と思わずそっけない返事を返してしまいました。予想以上に可愛い子が現れて、正直戸惑ってしまったのです。

黒い髪は今まで一度も染めたことがないと思わせるほどにキューティクルが輝き、細い眉の下には人懐こそうな目がこちらを見ては嬉しそうに細められます。頬はふっくらとしていて、芸能人で言うと有村架純似ですかね。

「写メ交換しとけば良かったですね」
「そうだね。すっかり忘れてた」
「お仕事中なんですよね?」
「そうだよ」
「じゃあ早く行かなきゃ」

行ってみてびっくり、むちゃくちゃ並んでる。13時という時間帯を考えてもそれは異様なほどの行列でした。どうする、と目顔で問いかけてもカヨちゃんは小首を傾げるばかり。意図がわかっていないんだろう、そう思って俺は彼女を先導して列の後ろに並びました。

意外に早く列は進み、食事を終えたのが14時半頃。名残惜しいけど俺は仕事に戻らねばと口を開こうとしたら、カヨちゃんが先に言葉を発しました。

「ねえねえ、仕事何時に終わる?」
「え? あー、8時くらい、かな?」
「そのあとにまた会えたりする?」

もちろんさ! とは大人としてさすがに言えませんでしたけど、思わず声が弾んでしまったのは男として仕方がありませんよね。

仕事が終わったら連絡することを約束して、俺はすぐさま会社に戻り、本当は9時くらいまでかかりそうだった仕事を見事に8時前に終わらせたのでした。

セフレゲット……された?

今どこにいる、と連絡すると、新宿と言うのでそちらへ向かうことに。人ごみでごった返す新宿駅の改札前で、なんとかカヨちゃんを見つけ出し、地上へ脱出。そして俺はそれとなく新宿のホテル街へ至る道にカヨちゃんを誘導する。

「どこで時間潰してたの?」
「適当にそこら辺ぶらぶらしてたー」
「どっかカフェとか入ってれば良かったのに」
「ニートだからお金ないもん」

現実に会ってから初めて聞いたニートという単語に、俺は思わず吹き出してしまった。拗ねたように膨らんだ頬がしぼみ、カヨちゃんも同じように笑いました。

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「ね、どこ行こうとしてるか当ててあげようか?」
「へっ???」

急な問いかけに心臓がはねたのはもちろんですが、なにより驚いたのは暗闇を彩るネオンの光に浮かぶ、カヨちゃんの顔でした。大きな黒目は無数の光に輝き、その奥に爛々と燃えさかる感情が見え隠れしている。少し厚めの唇が艶めかしくテカり、ふいにそよいだ甘い香りに頭がくらついた。

やられた。
そのままカヨちゃんの揺らめく影に導かれるようにして、俺たちは近くのラブホテルのドアをくぐった。

セフレにした女の画像

それからカヨちゃんとは定期的に会ってはセックスする関係を続けている。
ホテル代はもちろん俺持ちだ。正直、セフレをゲットした気はありません。だって、結局俺はゲットされた側だったわけですし。セフレが欲しいと思っているのは、男ばかりでないということですね。

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